日本の先生がフィリピンの公立小学校で驚いたこと5選

フィリピンの学校

こんにちは、自由な先生naruminです!

普段は日本の公立小学校で先生をしている私が、夏休みに2週間、フィリピンの公立小学校へインターンに行ってきました。

今回は、実際に学校で過ごしてみて、

「日本の学校と全然違う!」

と驚いたことを5つ紹介します。

① 小学校にも「留年」!?

まず驚いたのが、小学校にも留年があることです。

私が行った学校では、年間の成績75点以上が進級の一つの目安。

基準に届かなかった場合は補習を受け、それでも十分ではない場合には、同じ学年をもう一度学ぶことがあります。

現地で聞いた話では、同じ学年に在籍できるのは最大3年間。また、特別支援学級では25歳まで在籍できるとのことでした。

「年齢とともに進級することって、当たり前じゃないんだ」

と初めて気づきました。

② 授業中におかしOK!?

フィリピンの学校には、なんと学校の中に売店があります!

さらに、私が行った学校には、日本のようなチャイムや毎時間の休み時間がありませんでした。

前の授業が終わって、次の先生が来たら次の授業が始まる。

その間に売店へ行ったり、お菓子を食べたりする子もいます。

担任の先生によっては、授業中に食べるのもOK!

お菓子を左手に、えんぴつを右手に。

そんな勉強スタイルがおもしろかったです。笑

朝7時30分から始まる8時間授業で、日本のように毎時間の休み時間があるわけではありません。

そのため、
全体的に、勉強するときは勉強する、休みたいときは少し休む。
そんな自由な雰囲気を感じました。

それでも、子どもたちは自分たちで、

「先生が来たよ!」
「授業始まるよ!」

と声を掛け合いながら教室へ戻ります。

そして、号令もなくなんとなく授業が始まっても、自然と気持ちを切り替える。

誰かに言われなくても、自分たちで考えて行動しているところがすごいなと思いました。

一方で、日本のように日課表があり、授業と休み時間がしっかり区切られているからこそ、
気持ちを切り替えやすいという「けじめ」の良さにも気づきました。

③ 完全自由な昼休み!?

私が行った学校には、日本のような学校給食がありませんでした。

子どもたちは、

  • お弁当を持ってくる
  • 学校の中や外で買う
  • 家族に届けてもらう
  • 一度家に帰って食べる

など、それぞれの方法で昼食をとります。

昼休みは約1時間。

食べ終わったら、外で遊んだり、TikTokを撮ったり(笑)

とにかく自由!

また、週に3回ほど、幼稚園児や1年生、栄養面で支援が必要とされた子どもたちに、無料で食事を提供する取り組みも行われていました。

私も少し味見させてもらいました。

大きめの豚肉とたくさんの野菜が入ったスープ、ごはん、バナナをいただきました。

とってもおいしかったです!

 

 

④ 授業は3言語!?

私が滞在したセブでは、子どもたちが日常的に使っているのはビサヤ語(セブアノ語)でした。

でも、学校では、

英語・フィリピノ語・ビサヤ語

を使います。

例えば、算数や理科は英語、歴史などはフィリピノ語。

先生がいくつかの言語を混ぜながら説明することもあります。

教科の内容を学びながら、同時に複数の言語を使う。

そのうえ、1日8時間授業。

かなりハード……!

ちなみに、使っていた教科書は白黒で文字が中心。

貸し出しのため、自由に書き込むこともできません。

正直、「この教科書で8時間授業……よく眠くならないな」と思っていました🤣

日本では、一人ひとりに教科書が無償で給与され、写真やイラストの入ったカラフルな教科書を使うことができます。

これも、私が今まで意識したことのなかった「当たり前」の一つでした。

⑤ 体育ができない!?

私が学校に通った2週間、一度も体育の授業を見ることがありませんでした。

理由を聞いてみると、

体育で使う道具を、子どもたちが用意できなかったから。

授業でボールなどを使う場合、子どもたち自身で準備しなければならないそうです。

バスケットボールが大好きな男の子に、

「ボールは持ってるの?」

と聞くと、

「持ってない。買うお金がないから。」

と答えました。

バスケットボールが大好きなのに、ボールを持っていない。

その言葉を聞いて、少し胸が痛くなりました。

足りないものがあるのは、体育用品だけではありません。

先生が教具を自費で購入したり、自分のインターネットを使ったりすることもあるそうです。

特に驚いたのが、教室の机です。

子どもたちが使っていたのは、日本でよく見る「机+椅子」ではなく、椅子に小さな書くスペースがついたもの。

A4ほどのサイズの小さな机でした。

一方で、中には日本のような机があるクラスもありました。

「どうしてこのクラスには机があるんだろう?」

と思って聞いてみると、

「先生と保護者がお金を出し合って、協力して作った」

と教えてくれました。

学校に、学ぶために必要なものがそろっている。

それも世界では決して当たり前ではないのだと知りました。

違いから、「当たり前」を見つめ直す

フィリピンの学校で過ごした2週間。

「留年がある!」
「チャイムがない!」
「学校の中でお菓子が買える!」

と、日本との違いに驚くことばかりでした。

違いを知ったからこそ、日本では当たり前すぎて気づかなかった良さも見えてきました。

そして同時に、日本の学校について改めて考えてみたいことも生まれました。

年齢とともに、みんなが同じように学年を上がっていくこと。
その良さは何だろう? 反対に、どんな課題があるんだろう?

日課表があり、チャイムによって授業と休み時間がしっかり区切られていること。
その良さは何だろう? 反対に、どんな課題があるんだろう?

今まで「そういうもの」として見ていた日本の学校の仕組みも、違う教育に触れたことで、
改めてその意味を考えるようになりました。

次回は…🇵🇭

次回は、そんなフィリピンの小学校のリアルな1日をご紹介します!

朝7時30分から始まる授業に、自由な昼休み、チャイムのない学校生活、バイクでの登下校。

フィリピンの子どもたちは一体どんな1日を過ごしているのか?

実際に子どもたちと一緒に過ごしたリアルな1日をお届けします!

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