日本の先生、なぜフィリピンの公立小学校へ?

フィリピンの学校

夏休みに2週間、フィリピンの学校にインターンで行ってきました🇵🇭

日本の友達や同僚からは
「2週間も!?」「なんでフィリピン!?」「一人で!?」
と驚かれ、

フィリピンの学校の先生からも、
「実習生?え、もう先生なの?なんで来たの?」
「大学院?え、もう先生なの?なんのため?」
「一人で来たの?え、どゆこと?」
と驚かれました。笑

そんな驚く!?と思いましたが、
私は堂々と “Only for my experience” と説明しました。笑
ホントなのになかなか信じてもらえませんでした笑

でも私としては今回の経験はかなり自然な発想だったし
意味があることだったと思っています。

今回は、日本で公立小学校の先生をしている私が、なぜフィリピンの公立学校に飛び込んだのか。

その理由を3つ書いてみます🇵🇭

① フィリピンの子たちの「あたりまえ」を知りたい

私の地元には、外国で生まれ育ち、日本にやってきた子どもたちがたくさんいます。

その中でも私は、フィリピンで生まれ育った子どもたちと関わる機会が多くあります。

私がこれまで日本の学校で出会ってきた彼らの多くは、
授業中に自分から発言することが少なく、勉強にもあまり前向きではないように見えました。

でも、私はずっと気になっていました。

「この子たちは、フィリピンにいたときはどうだったんだろう?」

フィリピンの学校でも、あまり発言しなかったのかな。

勉強には前向きではなかったのかな。

考えてみれば、私は、慣れない日本語で授業を受けている彼らの姿しか知りません。

フィリピンにいた頃の彼らは、どんな様子だったんだろう。
本当はもっと楽しく勉強していたかもしれない。

実際にフィリピンの学校で学ぶ子どもたちを見ることで、
日本で出会う彼らのことを、今よりもっと理解できるんじゃないかと思いました。

そして、もう一つ。

彼らと関わっていると、日本との「感覚の違い」を感じることがあります。

でも、それは当然のことです。

彼らはフィリピンで生まれ育ち、そこでの「あたりまえ」の中で生活してきたから。

日本のルールやマナー、学校や地域のコミュニティにすぐに馴染める子もいれば、時間がかかる子もいます。

フィリピンでは、何が「あたりまえ」なんだろう。

日本の「あたりまえ」だけで彼らを見るのではなく、まずは彼らが育ってきた環境を知りたいと思いました。

一方で、日本で暮らしていく彼らにとって、
日本の社会や学校に少しずつ馴染んでいくことも大切です。
慣れない日本語や環境の中でも、これからの自分のために学んでいく必要もあります。

日本の社会にうまく馴染めないまま、学ぶことからも離れて大人になってしまったら…
と想像すると苦しくなることがあります。

実際、私の友だちにも、日本で暮らしていく中で苦しい状況になってしまったフィリピン人の友だちがいます。

彼は今、「ちゃんと勉強しておけばよかった」と後悔しているそうです。

そんな友だちの姿を見てきたからこそ、
子どもたちに関わる今の自分に、何かできることがあるんじゃないか。

「彼らが日本で自分らしく暮らしていくために、身近な大人の一人として何かできることはないだろうか」

そう思うようになりました。

……ちょっと重くなってしまいましたが、重い話はここまで!😂

とにかく、

彼らが育ってきた世界を知り、理解した上で支えたい。

それが、私がフィリピンの学校へ行こうと思った大きな理由です。

実際にフィリピンの学校へ行ってみると、

私の中の「あたりまえ」が、ぐっと広がりました。

どれくらい広がったのかというと、

ゴキブリが飛んできて太ももに触れても、気にしないぐらい。笑

そんな目から鱗の体験談を、これからじっくり書いていきます。笑

② フィリピンに親戚がいた(気がする)

実は私にとって、フィリピンはずっと特別な存在でした。

理由は、中学生の頃フィリピン人の友達がたくさんいたから🇵🇭

その友達をきっかけにフィリピンに興味をもち、中学3年生で初めてセブ島へ。

そして気づけば……

今回で4回目。笑

さらに今回は、インターンの合間の土日で初めてイロイロ市にも行きました。

目的は、観光ではなく、
中学時代の同級生に会いに行くため。
フィリピン人の同級生の実家におじゃましてきました。

中学生の頃、日本の教室で一緒に過ごしていた友達と、
10年ぶりに、フィリピンで再会。

なんだかすごく不思議でした。

そして改めて、

「世界に友達がいるって、いいな」

と思いました。

今思えば、その友だちを通して、自分の知らなかった世界を知ったからこそ、
海外に興味を持ち始めたし、たくさん旅行にも行ったし、
こうして「もっと知りたい」と思って足を運んでいるのかもしれません。

だから、今私が関わっている子どもたちにも、
いろんな国の子と友達になってほしい。
広い世界を知ってほしい。
その出会いが、きっと世界を広げてくれるから。
そんなことも伝えていきたいと思っています。

フィリピンの人たちは本当に温かくて、
家族のように迎えてくれました。

帰りの飛行機では、
私って、確か、フィリピンに親戚がいた気がする。
という謎の感覚に包まれていました。

・・・いません。笑
でもそれくらい、アットホームに感じられる場所でした。

③ 英語の勉強、語学学校より安いんじゃない?

そして、もう一つ。

私は今後、オーストラリアでワーキングホリデーをすることも考えています🇦🇺
できれば、オーストラリアでも教育に関わる仕事をしてみたい。

となると問題は……
英語。

これは避けて通れません。笑

「じゃあ夏休みに語学学校に行く?」
とも考えました。

でも、ふと思いました。
私は英語そのものを勉強したいというより、
英語を使って、海外の学校で働けるようになりたい。

だったら……

フィリピンの学校に行って英語を使えばいいじゃん!
一石二鳥!

ということで、フィリピンの公立小学校へ。笑

当然、周りは英語。
先生との会話も英語。
子どもたちとの会話も英語。

そんな環境で2週間過ごしていると、少なくとも「英語を話す怖さ」はかなりなくなりました。

そして現地で知った、衝撃の事実。

今回のインターンは、エージェントを通して申し込みました。
ところがある日、現地の先生と話していると……

「え? エージェント通したの?」
「直接来てくれたら、払う必要なかったのに!」

……

え???😂

もちろん初めての海外インターンだったので、エージェントを通したからこその安心感もありました。

でも、
「海外の学校って、自分で直接連絡するという選択肢もあるんだ!」
というのは、かなり大きな発見でした。

これは次にオーストラリアへ行くときにも使えるかもしれない。

行ってみたからこそ知れた情報でした。

ということで、フィリピン編始まります🇵🇭

そんなこんなで始まった、2週間のフィリピン公立小学校生活。

実際に学校へ入ってみると、
目ん玉飛び出そうなぐらいびっくりすることの連続でした。

ツッコミどころ満載の教室環境。

日本とは全然違う学校生活。

弾けるような笑顔の裏にある貧困の実態。

これからフィリピン編では、

日本の公立小学校の先生の目から見た「フィリピンの公立小学校のリアル」や「フィリピンの生活のリアル」を書いていこうと思います。

さて、
フィリピン編、スタートです🇵🇭

フィリピン編を読み終わる頃には、きっと、
太ももに飛んでくるGも気にならなくなっていることでしょう…

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